私は社畜転生(転職)を繰り返して、ホワイト企業に辿り着きました。
月間の残業時間は40時間以下、年休130日以上。年収1,000万円以上。
親の葬式にも行かせてもらえない最初の会社を思うと、まさに転職わらしべ長者です。
ちなみに最初の会社は、
月間の残業時間は150時間以上、年休50日程度。年収500万円程度でした。うーむ。
新卒の頃の就職事情、その後も改善しない転職市場を鑑みると、考え得る中でベストな転生が出来たものと思います。手前味噌ですが、転職成功者を自認しております。
そんな私は、いま副業に取り組んでいます。
差し迫ってお金が必要なわけではありません。正直なところ、年収が半分になっても困らず生きていけます。
つみたNISAやiDeCoも満額運用し、その他にも次の市場暴落に備えてキャッシュを蓄えています。
それなのに、睡眠時間を削って副業に取り組んでいるのです。
理由は大きく分けて2つ。
① 世代ごとのどうしようもない機会不均等に気付いた。
② 自分に向き合って『本当の幸せ』を考えてみた。
です。
① 世代ごとのどうしようもない機会不均等に気付いた。
私は転職3回目です。新卒ガチャに失敗し(現在”氷河期にっきシリーズ”で書いてます)、
2社目はやりたい事を仕事にしてご満悦ながらも、これは逃げだ、と気付き、
3社目はとにかく稼げる外資系業界で成果を出し、
4社目は安定を求めて今の会社に落ち着きました。
これは狙い通り上手く行きました。
しかし、先がないのです。
ほんの3年前まで、私は人並みの野心がありました。
営業成果については誰よりも出す事が出来ました。
マネジメントの経験もあります。
会社が推奨する資格は全て取り尽くし、不採算支店も即時黒字化。
さらに自己研鑽の為に中小企業診断士の資格も取りました。
評価も抜きんでており、今の会社では年齢に応じたキャリアが踏めるものと期待していました。
(事実、転職面談ではそのポジションでの入社を条件としていました)
しかし。
条件は状況で変更できます。
そして状況とは、会社都合でなく、ましてや自身のせいではなく、往々にして社会環境によって引き起こされるものです。
上を見れば次のステップとなる管理職は団塊Jrがひしめき合い、明らかに人員過多。
下を見れば新卒採用の第一世代が管理職の上がるべき年代に差し掛かり。
横を見れば、私同様、上が目詰った中で長期間管理職の空き待ちをしている同僚が多数。
斜めを見れば女性活躍推進で、管理職ポストに女性投入が叫ばれ始め。
市場を見れば飽和状態となり新たな市場発掘は困難 → ポスト増加は見込めない。
時代を見ればDXの波はさらに管理職の必要性を希薄にしていきます。
それでも残った、非常に数少ない椅子は、社内の強い派閥に独占されます。
誰に言われたわけでもありません。自分で悟りました。
私にこの会社で出世していく道はないのだなと。数字でどうにかなる問題でないのだと。
他の会社からのスカウトも来ていますが、自分の年齢を振り返ってみて、
一般的に言われる役職定年までの年数をカウントします。
うーん、1からやり直すには年食いすぎたな。
そう気づいた瞬間、私に沸いた感情は失望ではありませんでした。
あれほど固執していた”会社員としての成功”という呪縛が、一瞬で解けました。
あれ?いままで私は何を躍起になっていたんだろう?
針を抜かれたキルアのような気持ちで我に返ったのです。
② 自分に向き合って『本当の幸せ』を考えてみた。
そう。私は贅沢したいわけではありません。
全国転勤で常に会社の側に住んでいるので、車すら持っていません。
趣味は筋トレくらい。自宅に機材一式があるのでコストもかかりません。
キャバクラも興味なく、タバコも吸わず、ギャンブルもしません。
冒頭に書いた通り、年収半分でも困らない、学生みたいな質素な暮らしが身についているのです。
(白状すると腕時計が好きでここだけ課金していますが)
社畜の呪いから目が覚めた私は、その週末に珍しく仕事を全く持ち帰らず、静かに思考を巡らせます。
『オレは一体、何がしたいんだっけ』
・がむしゃらに会社員道を突き進み出世街道 → 違った
・全国転勤 → 高年収の条件だっただけで転勤したいわけじゃない。旅行嫌い。
・自己研鑽 → 嫌いじゃない。仕事自体、働く事は好き。
・猫が好き。猫を飼いたい。転勤族だと飼えない。
・広いお家が好き。戸建て。書斎があって収納がいっぱいあって、ジムが置けて、在宅ワークができるミニブー
スがあって。BBQ出来る程度の庭があって。広いお風呂があれば最高。
→ 賃貸社宅はもういやだ
あぁ、そうか。。
ずいぶん、自分に無理させてたんだな。
やりたい事全部フタをして、社畜道に捧げてきたんだな。。。
そう。気付いたんです。自分にも幸せを追求する権利があるのだと。
会社に定められた『出世の為には〇〇をしなさい』なんて、私は求めていないのだと。
自分の望む幸せは、この道の先にはないのだと。。。。
そこから、副業を考え始めました。
まだ試行錯誤してますが、
資産所得+資格を活用したストックビジネス
この2つを育てて、自分の幸せが実現できるビジネススタイルを作ろう。
その軌跡をこのブログに認めていこう、と思った次第です。
本業と違ってなかなか上手くいきませんが(笑)
1万時間理論を信じてがんばります。耐えるのは得意なんです。
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