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資格③

平日の185分。時間の確保が出来たなら、次はこの中で最大効率を目指さねばならならない。余談だがしゃちくんはこの頃、リネレボにドはまりしていた。本来は1年間の学習期間を以て中小企業診断士合格を目指していたが、見事に5ヵ月間、異世界へダイブしてしまった。仕事中もiPhoneとiPadを使い分け、常に狩りに出ていた。課金もいっぱいした。一次試験まで5ヵ月を切った3月のある日、意を決した。

「この武器強化失敗したら、キャラを消す!!!」

みごとにしゃちくんのアバターは召されていった。。。。。

話が逸れすぎました。

さて、185分といっても早朝の自宅、電車通勤中、昼休憩中とステージは異なります。鈍行とは言え、ほぼ満員電車の中でPCや参考書は広げられません。よって電車通勤の往復80分はスマホ学習と決めました。テキストの理解や過去問読解に捧げます。そして早朝の自宅、昼休憩で、計算問題を進めていきます。

このように事前に作戦を立てる、そして週に1回、作戦を日曜の朝に見直す、というのを必ず行いました。診断士試験もFP試験も、それぞれの難易度はそれほどでもありませんが、試験範囲に関していえば超弩級です。闇雲に走っても短期間合格には繋がりません。

しゃちくんが購入したスマホ学習教材では、何回も繰り返し視聴する事で知識が定着する、とありました。しかし効率厨のしゃちくんはその手を選びません。一度聴いたらすぐ過去問です。過去問一周した後にもう一度だけ教材を視聴します。

結局のところどの試験でも、理論としてカバーするものと、問題として作りやすいものは大きく異なります。まずは全体をザクッと把握し「なるほど、この科目はこういう雰囲気なんだな」だけ掴み、すぐ過去問で「あの科目からはこういう問題が作りやすいのか」と目星を付けます。そして二週目の視聴で「ここが出るから理解深めよう」とアタリをつけていきます。

結局、受験勉強もランチェスターです。限られた時間で選択と集中です。

「そんなんじゃ合格した後に苦労しない?」

受験同期にこんな事を言われましたが、彼はその年の一次敗退、翌年は二次敗退、まだ合格してません。

試験に合格したくらいで実務できるなんて微塵も思っていません。まずはサクッと合格し、早く実務について実践で学んでいく事を優先する。これがしゃちくんSTYLEなんです。

長くなるので続きます。


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しゃちくん
23年間の会社員生活にピリオド! ビジネスマン人生の後半は起業戦士として生きていきます!