中小企業診断士

資格⑤ 模試のあり方つかい方

私はFPは過去問のみ、中小企業診断士も通信講座+過去問で合格しました。かかった時間も一般の必要と言われる学習時間の1/3~半分程度のようです。別に頭いい自慢ではありません。高校も大学も中の下でしたし、短時間合格と言うよりは社畜過ぎて学習時間がとれない、というのが真実です。

よく言われるように、中難易度くらいの資格試験までは過去問が全てです。過去問をむしゃぶり尽くして、本番でパフォーマンスを十分に発揮できれば、合格ライン(60~70点)はそんなにハードル高くありません。もちろん、これは資格ゲッチュする為だけ学習方法です。のちのちの実務も考えれば、しっかりとした学習の方が効果はありますからね。(私はまずは取れればいいじゃん!派です)

さて、この『本番でパフォーマンスを十分に発揮』の為に有効なのが”模試”です。

前回の『資格④』の記事ではセルフ模試について記載しました。これでも時間感覚を掴むのは十分です。
しかしセルフ模試で足りないもの。そう、試験会場の緊張感ですね。
実際の試験会場は、もちろんはじめて座る椅子、使うテーブルでしょう。受けてみるとわかりますが、思いのほか狭い。もちろん、テスト用紙も解答用紙も、思っていたサイズ、質感とは異なります。
周囲にも会った事もない人(受験生)が何十人もいます。カチカチ、ガタガタ、といった雑音の中、全集中社畜の呼吸ができねばパフォーマンスはダダさがりです。

これを事前に体験するには、資格スクールが行う模試しかありません。ここは通信講座の模試でも意味ありませんね。幸い、資格スクールに通っていなくとも、模試だけ安く受けれるコースが多いようです。

私は社畜で鍛えた奥義『無心』を極めています。同僚が部長に蹴り飛ばされようが、ぶん投げられたパソコンが顔を掠めようが、眉一つ動かすことなくテレアポ可能です。無心というより壊心ですね。

一般論としては、ストレスフルな受験会場は事前体験した方が良いでしょう。最初の1科目を無駄にしてしまうリスクがあります。

一方、非常に重要な事ですが、『模試の結果は無視してください』

これは特に中小企業診断士の試験で感じた事ですが、模試と本番(過去問)ではクオリティが違いすぎます。
そりゃお金払って受けた模試が、過去問の列挙だったら文句の1つも言いたくなるかもしれません。
しかし模試を受けるのは本番直前でしょう。模試に散りばめられた、オリジナリティ溢れる『新しい論点・切り口・旬な話題』なんて本番ではまず出ません。ほぼ外れます。というか当てに来ていないでしょう。

受験直前の追い込み暗記時期に、新しい論点加えるなんて自殺行為です。模試の結果は無視して過去問から抽出した自分なりの最終追い込みに戻りましょう。

ちなみに私は模試の結果は合格後まで見ませんでした。合格後に見てみたら模試はD判定でした(笑)
こんなもんですね。

まとめます。

”模試は本番の空気を味わう為であれば受けておくべき。しかし模試の結果に振り回されてはいけない”

以上です。いま、もしも今、模試の結果が悪くて、外した論点追っている方。すぐに過去問に戻った方が良いですよ^^


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しゃちくん
23年間の会社員生活にピリオド! ビジネスマン人生の後半は起業戦士として生きていきます!